STEP1 受講した仲間たちに聞く!キックオフ交流会【開催レポート】

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REPORT

 今年度で5年目となる「女性のためのスキルアップセミナー」が開講しました。

 初回は、起業のイメージを掴むため、過去に受講した卒業生をゲストに招き、起業のきっかけや経験談をお話しいただきました。少人数に分かれての意見交換は、卒業生に経験談を詳しくお話しいただけたほか、受講生同士で悩みを相談したり、情報を交換したりと、有意義な時間となりました。

 受講の理由は様々で、自分の夢と向き合うための第一歩の方から、事業を見直したいという事業立ち上げ後の方まで、幅広く参加されていますが、それぞれに刺激をもらい、自分なりの気づきを得ていました。

日時:令和3年7月10日(土) 13時00分~16時00分

場所:丹波市市民プラザ

内容:ゲストからコメント、ゲストを中心に4グループに分かれて意見交換

ゲスト紹介

小坂 裕子 氏【無添加リンゴケーキ コサカケーキ開業】

 学校教員を退職後、趣味で作っていた無添加のりんごケーキで人が喜んでくれる幸せを知る。家の庭先に工房を作り予約販売のお店を開業。(H30-R1年度受講生)

中辻 郁美 氏【登山ガイド】

 滝好きが高じて登山ガイド資格を取得。地域に根差した野外活動や、滝や登山の新たなサービスを企画・展開する。(H29-R2年度受講生)

長澤 瑞希 氏【LPガス・住宅設備】

 育児をしながら夫の家業を支える。子育て世代の母親目線を生かし、新しいサービスを提供。(R2年度受講生)

細川 智子 氏【エステサロン アジュール開業】

 銀座TBCに2年務め、結婚で但馬へ。33歳のときリラクゼーションを起業し3店舗経営。子育て、親の介護を終えて丹波地域に移住。(R2年度受講生)

受講生の感想・今日の気づき(一部抜粋)

・皆さんのお話を聞いて、自分のやりたいこと、自分が何を大事にして、何を届けたいのか、軸をまげずに、でも、お客さんに合わせた柔軟な活動をされており、とても刺激になりました。

・多くの方の夢や現状をお聞きし、パワーを頂きました。そして、率直な意見をもらい、とても勉強になりました。家へ帰ってからも、しっかり形にしていき、自分の「魅」を大きくしていくよう、また、1年がんばろう!と、また気合いが入りました。

・「田舎だからできること」「自分にしかできないこと」ということを言葉にされていて、自分の中で、気になったワードでした。「自分だからできること」を大切に、この1年を過ごしていきたいと思います。

・素人目線でお客様と接するということ。いっぱい知識を持ってお客様のところに行かないといけないから、私には営業は無理だと思っていたけれど、ヒアリングを強化して、お客様と同じ目線で学んでいくことができると思いました。

・色々なお話を聞いた中で、私自身の「好き」「やりたい」をもっと明確にしていくことが必要と思いました。

・今日は初めて参加させていただき、初参加の方のドキドキした感じと、2回目、3回目の参加の方の生き生きとした感じ(話し方)などを見て、1年後の自分自身の姿を妄想しました。家庭との両立で難しい事もあるけど、それを理由にして「しない」じゃなく「できる事」をやって準備する事もできる。

県民局担当者のひとこと

 今年度からこの事業の担当となり、初参加の方と同様に少し緊張して交流会の日を迎えましたが、ゲストの具体的な経験談は大変興味深く、意見交換会では受講生の皆さんの夢への情熱を感じ、3時間があっという間に過ぎました。  目標を立てる際には、「どうあるべきか」と考えがちになりますが、ゲストの皆さんは、「どうありたいか」、「どうしていきたいか」という自分の思いを大切にされており、自分なりの軸をもって焦らず行動していくことが、目標達成と、自分や周囲の人の充実感・幸福感に繋がるということを感じました。