ビジネスプラン作成に向けて、本格的にセミナーが始まりました。 今回のテーマは「構想を商品やサービスに具体化させる」。講師の川上先生が提供するテキストに沿って、ワードのシートに書きこむ作業を行いました。構想を具体化させるというテーマ通り、モヤっとしているやりたいことを文字に表現して意思決定を促します。受講生の多くは、深い部分の自分を顕在させる作業は初めてで悪戦苦闘しましたが、自己実現の明るい兆しを得ていました。
日時：令和３年８月７日（土）、８日（日） 9時30分～16時30分
場所：丹波の森公苑
内容：構想を具体化するための基本の計画書作成
講師：中小企業診断士
株式会社 流通プランニング研究所
川上 正人 氏
受講生の感想・今日の気づき（一部抜粋）
・自分がやろうとしていることを細かく分析したり、それを文字にして形にしたりしたことがありませんでした。書き出すと意外とスラスラ出て来ることや、なかなか出て来ないことがあり、自分のことが分かっているつもりでも分かっていなかったりと気付かされました。
・頭の中でこんなことがしたいと想像しても、実際に自分の経験やできることを掘り下げて照らし合わせていくと事業の形がまた変わってきそうだと思いました。私はこんな事ができるのかという発見もありました。
・ふわっと考えていた事が、文字になると現実味を増します。まだ、「自分だけの強み」と言うものがはっきりしていないので、見つめ直します。
・最初何を埋めていいかわからず全然書けなかったのですが、表を埋めていくうちに今ある環境のありがたさを感じることができました。最後になんとか形になったときは、嬉しかった。
・サービスの具体化ですが、これまで考えていたものとそうはずれないと思いました。毎年のつみかさねで、書けるようになってきたと実感しています。
・競合について、こうやって洗い出すことをしたことがなかったので、その中から、自社をより良くするヒントがいくつも見つかりました。
県民局担当者のひとこと
今回のセミナーでは、じっくりと時間を使って自社や外部環境について分析を行いました。普段は目の前の仕事を進めていくことに意識が向きがちになるので、事業立ち上げ前の方はもちろん、既に動き出している方にも、有意義な時間になったと思います。 私も自分の業務についてシートの作成に取り組みましたが、言葉につまる項目もあり苦労しました。これまでの卒業生も苦労してきたと聞きますが、何度も受講している方からは段々とスムーズに結論が導き出せるようになってきたという感想もあり、折に触れて分析を重ねることで、力がついていくのだと感じました。